レーシック手術で失敗しない為の予備知識

レーシック手術後、不正乱視になることはあるの?

 

不正乱視とは?

 

不正乱視とは眼鏡で
矯正できない乱視を言います。

 

不正乱視になると、
どこにもピントが結ばれないため、
光の焦点が複数できていまい、
対象物が二重や三重に見えたりします。

 

 

角膜の表面にデコボコができたり
角膜の一部が突き出て
レンズが不規則に歪むと、
不正乱視になります。

 

不正乱視になると、
どこにもピントを合わすことができないため、
眼鏡での矯正は無理だとされています。

 

不正乱視になるとハードコンタクトレンズで
矯正することになります。

 

不正乱視の原因は円錐角膜や
翼状片(よくじょうへん)などの
角膜の歪みによるものや、
白内障や水晶体の亜脱臼などになります。

 

レーシック手術後に不正乱視になることはあるのか?

 

稀にですが、レーシック手術後に
不正乱視が起こることがあります。

 

術後に不正乱視になる原因は、
いくつかあります。

 

フラップのトラブル

 

フラップを作成する際に精度が悪いと、
術後に不正乱視になる可能性があります。

 

特に、マイクロケラトームを使い
フラップを作成する場合は、
執刀医の技術の差によって、
フラップの仕上がりに違いが出ます。

 

未熟な医師がフラップを作成すると、
中央部分が薄くなったり、
フラップの位置がズレたりします。

 

もし、均一で綺麗なフラップが作成できず、
角膜表面が不正な形状になると、
術後に乱視が残ったり、
不正乱視になることがあります。

 

不正乱視になると視力低下が生じます。

 

最近主流のイントラレーシックは、
コンピュータ制御されたレーザーで
フラップを作成するため、
従来の術式よりも
均一なフラップ作成が可能です。

 

ただし、仮に均一なフラップを作ったとしても、
フラップを作ること自体で新たな収差が
生じる可能性もあります。

 

すると、不正乱視になることがあります。

 

そして、患者自身が術後に目を擦ったり、
目に衝撃を受けることでフラップがズレたり、
シワになることで乱視や不正乱視になります。

 

この場合は、再度フラップを正しく処置することで、
症状を回復することができます。

 

セントラルアイランド

 

セントラルアイランドとは、
エキシマレーザーを照射後に
角膜の中心部分に取り残しができると、
角膜が真ん中だけ島のように
盛り上がる状態を言います。

 

セントラルアイランドの原因は、
エキシマレーザーの照射中に出るガスで、
光が遮られることで起こります。

 

ガス除去装置の付いている機器だと、
セントラルアイランドを防げます。

 

ボタンホール

 

マイクロケラトームでフラップを作る際に、
フラップの中央部分に穴が開くことを
ボタンホールと言います。

 

ボタンホールは角膜の厚さの設定を間違ったり、
角膜表面の消毒などが十分に行われなかった場合に、
起こる可能性があります。

 

つまり、ボタンホールは、
執刀医のミスによって起こります。

 

一度、フラップを元の状態に戻して、
角膜の厚さが十分に回復してからでないと、
再手術することは出来ません。

 

フリーフラップ

 

マイクロケラトームでフラップを作る際に、
ヒンジを作らずに角膜からフラップが
切り離された状態をフリーフラップと言います。

 

ヒンジはフラップを閉じる際に必要な
留め具のような役割を持っています。

 

フリーフラップになると、
フラップを元の位置に
正しく戻すことができないため、
不正乱視になることがあります。

 

ただ、フェムトセカンドレーザーを使った
フラップ作成ではフリーフラップが
起こることはありません。

 

エクタジア(角膜拡張症)

 

エキシマレーザーで角膜を削り過ぎると、
角膜の強度が弱くなり、
角膜の形状が変化することを
エクタジア(角膜拡張症)と言います。

 

エクタジアは角膜の薄い人や
角膜の形状に問題がある人が、
無理にレーシック手術を行うことで、
発症することが多いと言われています。

 

この他、アメリカでは術後に目を擦ることで、
発症しやすいという報告もあります。

 

もし、エクタジアになると、
ハードコンタクトレンズを使って、
矯正することになります。

 

一度、エクタジアになってしまうと、
完治することは困難で、最悪のケースは
角膜移植が必要になることもあります。

 

適応検査の時に角膜の厚みを正確に測定し、
適切な術式で手術することで、
エクタジアを避けることが出来ます。

 

レーザー照射位置のずれ

 

手術中に眼球が動いて正しい位置に
エキシマレーザーが照射できない場合、
手術後に不正乱視になることがあります。

 

瞳孔の中心から外れてレーザー照射を行うことを
偏心照射(へんしんしょうしゃ)と言います。

 

0.8mm以下のズレであれば、
問題がないと言われています。

 

偏心照射になると目から入ってきた光が
網膜の1ヶ所でピントが合わないために、
術後に不正乱視になります。

 

偏心照射が酷い場合は、
対象物が二重に見えることもあります。

 

最近の機器は眼球を自動追尾する
アイトラッキングシステムが搭載されています。

 

そのため、従来よりも正しい位置に
レーザー照射することが可能になりました。

 

不十分な適応検査

 

レーシック手術を行う前に、
適応検査を受けます。

 

この適応検査が正確に行われずに、
間違ったデータを使って手術を行うと、
手術後に乱視が残ったり、
不正乱視になることがあります。

 

また、適応検査前には正確なデータを取るために、
ある期間だけコンタクトレンズの使用が禁止されます。

 

ですが、患者本人がコンタクトレンズの
使用禁止を守らなかった場合は、
角膜の形状が変化して正確なデータが取れません。

 

そして、適応検査を複数の病院で受けた場合、
ある病院では不適合だったのに、
ある病院では適合と判断されることもあります。

 

もし、適合基準を低く設定している場合は、
術後に不正乱視などのトラブルが起こることもあります。

 

まとめ

 

レーシック手術後に不正乱視になる主な原因は、
医師の技術不足や機械のトラブル、
適応検査の不十分さなどと言われています。

 

つまり、ほとんどが病院側の問題になります。

 

そのため、レーシック手術をする際は、
病院選びがとても重要です。

 

最近は術後に不正乱視になることは、
少なくなっています。

 

従来に比べて手術の精度が上がったためです。

 

そして、マイクロケラトームよりも
レーザーを使ってフラップを作った方が、
術後の不正乱視を軽減することができます。

 

熟練した医師による手術や
最新の医療機器を使った手術であれば、
術後に不正乱視が起こる可能性は低くなります。

 

角膜の状態にもよりますが、
術後に不正乱視になった場合は、
再手術で矯正できる可能性があります。

 

 


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