レーシック手術で失敗しない為の予備知識

レーシック手術前にアベリーノDNA検査は絶対必要ですか?

 

アベリーノ検査とは?

 

アベリーノ検査とは、アベリーノ角膜変性症や
アベリーノ角膜ジストロフィーという
遺伝子疾患の眼の病気を調べる検査になります。

 

これらの病気があると黒目の部分に
小さな斑点が表れて白く濁ります。

 

アベリーノが発症すると、
幼少期から症状が表れて、
成長と共にゆっくりと進行していきます。

 

症状が軽度ではあれば、
視力に大きな影響はありません。

 

初期の症状はものがぼやけて見えたり、
光を眩しく感じることがあります。

 

症状が進行すると角膜が白く濁るため、
視力が低下します。

 

【アベリーノが進行した状態】

 

症状が重症化すると、
失明の危険性もあるため注意が必要です。

 

アベリーノは遺伝子疾患のため、
予防することも出来ず、
根本的な治療法もありません。

 

現時点では角膜の濁りを
エキシマレーザーで取り除くのが一般的です。

 

ですが、角膜の裏側や深い層に濁りがあると、
取り除くことは出来ません。

 

レーザーによる治療が困難な場合は、
角膜移植による治療が行われます。

 

ただし、治療を行っても遺伝子が原因のため、
症状が再発する可能性があります。

 

一般的にアベリーノ遺伝子がある場合は、
10代から症状が発症します。

 

しかし、20代や30代で、
発症する場合もあります。

 

発症や経過には個人差があります。

 

すでに発症している場合は、
レーシック手術前の適応検査で
発見することができます。

 

細隙灯顕微鏡で角膜を診察すると、
小さな濁りがわかります。

 

発症していない場合は、
顕微鏡を使っても
目で確認することができません。

 

この場合はDNA検査を行えば、
遺伝子の有無を確認することができます。

 

アベリーノは遺伝による病気なので、
DNA検査をすると発症の有無に関係なく
アベリーノ遺伝子保持者かどうかを
確認することができます。

 

DNA検査は口腔内を
綿棒で擦るだけの簡単なものです。

 

アベリーノDNA検査の必要性とは?

 

アベリーノを発症している人が、
レーシックを行うと症状が進行したり、
悪化する可能性があります。

 

そして、急激に視力が
落ちることがあります。

 

症状が重たくなると、
失明する危険性もあります。

 

そのため、レーシック手術が
不適応になります。

 

ただし、アベリーノ遺伝子を持っていても
病気が発症していなければ
レーシックができると考えている人と、
発症の有無に関係なく遺伝子があれば、
レーシックが不適応と考えている人がいます。

 

そのため、病院によって
アベリーノDNA検査の必要性は違っています。

 

韓国ではアベリーノ遺伝子保有者が、
レーシック手術後に著しく視力が
低下したことが確認されています。

 

よって、現在は韓国と日本の一部の病院でのみ、
アベリーノDNA検査の必要性があるとされています。

 

【アベリーノDNA検査が必要だと考えている理由】

 

・病気が発症すると視力が低下するため。

 

・適応検査でアベリーノが
発見できないことがあるため。

 

・安全にレーシック手術を行うため。

 

・日本レーシック協会が必要性を認めているため。

 

・レーシックがアベリーノを
発症する原因になるため。

 

【アベリーノDNA検査が不要だと考えている理由】

 

・経験豊富な検査員であれば、
症状が出ていなくても顕微鏡で発見できるため。

 

・発症前にレーシックを行っても、
術後発症する原因にならないため。

 

・日本眼科学会のガイドラインで
禁忌になっていないため。

 

・レーシックがアベリーノを
発症する原因にならないため。

 

レーシック手術の本場であるアメリカや
ヨーロッパなどではアベリーノ検査は
必要性がないという考えから
検査が行われていないのが現状です。

 

アベリーノ遺伝子は非常に稀で、
日本では約1000人に1人程度が
保有者と言われています。

 

未発症の場合は自分が保有者かどうかは、
DNA検査をすれば確実にわかります。

 

仮にアベリーノ遺伝子の保有者だとして、
まだ発症していないからといって、
レーシックを受けて数年後に
発症しない可能性は0%でありません。

 

アベリーノ遺伝子がある以上、
発症する可能性があります。

 

レーシック手術前に
アベリーノ検査を受けるかどうかは、
患者本人が決める必要があります。

 

アベリーノDNA検査は、
強制ではなく任意になります。

 

ただし、レーシック手術後に
アベリーノが発症した場合は、
保障の対象外になる可能性があります。

 

そのため、手術前に確認しておきましょう

 

アベリーノDNA検査を受ける時の注意点

 

一般的にレーシック手術前に受ける
適応検査は無料になっています。

 

しかし、病院によって
アベリーノDNA検査は、
有料になっています。

 

レーシックを受ける場合は、
検査代が返金されます。

 

しかし、レーシックを受けない場合は、
検査代は返金されません。

 

通常は適応検査を受けて問題がなかった場合に、
アベリーノDNA検査を受けるかどうかを決めます。

 

仮にアベリーノDNA検査を受けて、
問題がなかったとします。

 

そして、検査を受けた同じ病院で
レーシックをすれば検査代は返金されます。

 

しかし、別の病院でレーシックを受ける場合は、
検査代は返金されません。

 

つまり、検査代がレーシック費用の
手付金の代わりになっています。

 

また、検査結果もレーシックを
受ける人は無料ですが、
レーシックを受けない人は、
検査代以外に別途費用がかかります。

 

アベリーノDNA検査の費用については、
トラブルが多いため事前に確認しておきましょう。

 

 


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